16巻151話『ジャコジカたち』にて、ジャコウジカの麝香嚢(じゃこうのう)の匂いを嗅いだ尾形の反応が、ネコのフレーメン反応になっています。
(参考画像は、飼い猫の尿を嗅いだ山猫のフレーメン反応)
(山猫の画像がなかなか無くて泣きました・・・これが唯一の成果です。)
【フレーメン反応とは】
フレーメン反応(フレーメンはんのう、ドイツ語:Flehmen)とはウマなどの哺乳類に起こる、フェロモンを嗅ごうとして唇を引きあげる生理現象である。
この動作には主としてフェロモン受容を行う嗅覚器官である鋤鼻器(じょびき)(別名:ヤコブソン器官)を空気にさらし、より多くのフェロモン物質を取り入れる意味があると考えられている。
ネコやウサギ、ヤギ、ウシ、イヌなど多くのほ乳類がフレーメン反応を起こす。
人間のヤコブソン器官は胎児期には存在するが、出生後に退化してしまう。
そのため人間にはフェロモンを感知する能力がなく、フレーメン反応を起こすことがない。
人間から見てこの反応は「ウマが笑っている」「ネコが驚いた顔をする」などと受け取られるが、実際は特に動物の感情と結びついているわけではないと言われる。
(主な情報出典:フレーメン反応 - Wikipedia )
ネコは「目を見開いて口を軽くひらく」のに対し、
ライオンやトラは「目を細めて口を大きくひらく」傾向があるようです。
イヌは「口を小さくぱくぱくさせる」「歯をカチカチ鳴らす」
ウマ科ウシ科は「唇をひんむいて笑ったような顔になる」
いずれにせよ、口腔奥のヤコブソン器官にフェロモン物質をもっと送り込もうとする動作で、「くっさー!!」という反応ではありません。
フェロモンを感知し、仲間かどうか確認したり、危険がないかを判断したりするための反応だそうです。
【余談】
こちらはフレーメン反応ではなく、鼻や喉の奥に刺激があった時に出る咳と思われます。
(イヌ科の咳は「カッカッ」というふうに出ます。)
真剣に匂いをかいだため、靴下からほこりでも吸い込んだのではないでしょうか。
【より詳しい参考文献】
【獣医師が解説】フレーメン反応って何?猫がニオイを嗅いだ後に変顔をする理由 | Petpedia
フレーメン反応ってなに?犬がニオイを嗅いでフリーズする理由|docdog(ドックドッグ)
スペシャルサンクス!
情報提供とトップ画像作成:相方
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