『ゴールデンカムイ』だョ!元ネタ集合!!

漫画『ゴールデンカムイ』で見られるオマージュ(原典へ敬意を払った模倣)・パロディ(ユーモアや皮肉を含む模倣や改作)・その他ありったけ元ネタをかき集める試み。ひとりでは無理でも、みんなの力を合わせれば!

【元ネタ】江渡貝弥作のサイコな側面

8巻71~72話・74話・77~80話に出てくる江渡貝弥作は、背景設定が映画『サイコ』のオマージュに、人物造形は『サイコ』の原案となった実在の犯罪者エド・ゲインが元になっているようです。

「江戸貝」という名前自体「エド・ゲイン」から、とは多くの人が指摘しています。

 

映画『サイコ』については――

  • 家の外観が似ている

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    野田サトル先生のツイートによると、実際のモデルはこちらだそうです。(こちらを選んだ基準に『サイコ』のイメージがあった、と思われます)

    https://twitter.com/satorunoda/status/746602687743983616

  • 鳥の剥製のモチーフ

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  • 死んだ母親を保存

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  • 主人公が母親に拘束された人生を送り、精神を病んでいる。

最後の点はエド・ゲイン自身がそうだったので、映画とモデルどちらが元とは判断できません。

しかしエド・ゲインの、

  • 墓を掘り返して死体を盗んでいた
  • 人間の皮膚や骨を使っていろいろ作っていた

という部分は、映画にはありません。

ただし、
映画ともモデルとも違い、江戸貝は殺人を犯していません。
人格分裂も起きていませんし、
月島たちへ自己主張したりして真剣なコミュニケーション努力もできます。

この辺りは、

  • 子供のころ理解者としての父親がいた
  • 鶴見という新たな理解者・援助者を得られ、母親を殺して自立できた

といった違いから生まれた、彼なりの健全さなのでしょう。

 

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『サイコ』のノーマン・ベイツは母親に支配されてしまったが・・・

 

【元ネタ情報】

サイコ』(原題:Psycho)は、1960年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。
監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はアンソニー・パーキンスジャネット・リーら。
ヒッチコック監督の前作『北北西に進路を取れ』に引き続き、タイトルデザインをソール・バスが担当。全編モノクローム映像。音楽はバーナード・ハーマン
作家ロバート・ブロックがエド・ゲインの犯罪にヒントを得て執筆した小説『サイコ』が原作。

(情報出典:サイコ (1960年の映画) - Wikipedia )

 

エドワード・スィアドア・ゲイン(英語: Edward Theodore Gein [ɡiːn];1906年8月27日 - 1984年7月26日)は、アメリカ合衆国殺人犯、死体泥棒

ウィスコンスィン州プレイン・フィールドにある墓場から死体を盗掘し、その死体の皮膚や骨を使って創り上げた「記念品」を州当局が発見したことにより、その名を知られるようになった。

(情報出典:エド・ゲイン - Wikipedia )

 

おまけの取材元情報

https://twitter.com/satorunoda/status/721343126862897153

 

スペシャルサンクス!

TAKUMI 様(from Twitter
https://twitter.com/takumitoxin/status/1005781790550708229

下調べと画像作成:相方

 

Twitter
@MinnadeCitatap

 

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