『ゴールデンカムイ』だョ!元ネタ集合!!

漫画『ゴールデンカムイ』で見られるオマージュ(原典へ敬意を払った模倣)・パロディ(ユーモアや皮肉を含む模倣や改作)・その他ありったけ元ネタをかき集める試み。ひとりでは無理でも、みんなの力を合わせれば!

【元ネタ】病院から馬で逃げる尾形のポーズ

20巻200話『月寒あんぱんのひと』にて、病院から馬で逃走する尾形の両手を広げたポーズは、映画『馬を放つ』のオマージュになっていると思われます。

(※キロランケが馬を食べられない感覚を理解できるかもしれない映画、だそうです)

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【ちょこっとトリビア

映画では鞍もあぶみも付けた馬に乗っていますが、
裸馬に乗って両手放しをする場合、両足で馬の背中を締め付けるようにして上体を安定させねばならず、小型馬でしか実現できません。

尾形の服装から考えると、裸馬に乗れば馬の体温で暖まることができ、凍えずにすむ脱出法といえます。

 

【追加情報!その1】
映画『アドレナリン』(主演:ジェイソン・ステイサム)要素も強い、という指摘をコメント欄にて頂きました。「手術着(フリチン)での逃亡、両手放しでバイク、とか」とのことで、調べてみると・・・

おお! 病院に潜入して患者服に着替え、その格好のままバイク上で開放感あふれる表情の両手放し――しかも主人公がスナイパー。
スナイパーがらみということで、野田先生はこの映画から尾形用アイディアを得ていた?!

 

【追加情報!その2】

ダンス・ウィズ・ウルブズ』にもそっくりなシーンがあるようです。

コメントで頂いた情報(提供ありがとうございました!)によると――
「本編序盤の南北戦争の最中にて、足を負傷した主人公が自ら囮となって南軍の前を馬で駆け抜ける場面がこんな感じでした」
とのことです。

 

【作品情報】

馬を放つ』(原題:Centaur)は2017年に製作された、キルギス・フランス・ドイツ・オランダ・日本合作の映画。
国際的に高く評価されるキルギスの名匠アクタン・アリム・クバト監督が自ら主演を務め、熱い信念を秘めた純粋な男の姿を通し、文化的アイデンティティーが失われつつある現代社会に静かな問いを投げかけたドラマ。

中央アジアに位置する美しい国キルギス。村人たちから「ケンタウロス」と呼ばれる寡黙な男は、妻と息子と3人で慎ましい生活を送っている。騎馬遊牧民を先祖に持つキルギスに古くから伝わる伝説を信じる彼は、人々を結びつけてきた信仰が薄れつつあることを感じ、夜な夜な馬を盗んでは野に解き放っていた。ある日、馬を盗まれた権力者が、犯人を捕まえるべく罠を仕掛けるが……。

(情報出典:馬を放つ : 作品情報 - 映画.com )

www.bitters.co.jp

 

アドレナリン』(原題: Crank)は、2006年のアメリカ映画。ジェイソン・ステイサム主演。

ロサンジェルスの裏社会でプロのスナイパーとして生きる主人公が、アドレナリンを出し続けないと心臓が停止する毒を盛られ、車で爆走・エナジードリンクがぶ飲み・コカイン・AEDエフェドリンエピネフリン…あらゆる手段で激しく興奮し続けながら、毒を盛った仇を追うアクション・ムービー。

(情報出典:アドレナリン (映画) - Wikipedia

 

ダンス・ウィズ・ウルブズ』(原題:Dances with Wolves)は、1990年のアメリカ映画。監督・主演・製作はケビン・コスナー
アメリ南北戦争時代のフロンティアを舞台に、北軍の中尉と先住民スー族との間で交わされる心の交流を描いた西部劇。
先住民族を虐殺しバッファローを絶滅寸前に追いやった白人中心主義に対して警鐘を鳴らすと同時に、フロンティアへの敬意・郷愁を描いている点で、従来の西部劇とは大きく一線を画す。「片言の英語を話すインディアン」というステレオタイプからも脱却、「先住民族たちが自身の言語で喋る」点でも話題となった。

 

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コサメ 様(from Privatter)

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『アドレナリン』画像用意&下調べ:相方

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