【元ネタ】どうだ明るくなったろう
7巻61話『蝦夷地ダービー』にて一円札に火を付けてみせる白石の図は、料亭で百円札を燃やす風刺画『成金栄華時代』(なりきんえいがじだい)のパロディになっています。
これは新聞の風刺漫画や小説・絵画など幅広い分野で活躍した和田邦坊(わだ くにぼう)の作で、原画はこちら。
「暗くてお靴が分からないわ」
と困る芸者さんに対し、
「どうだ明くなったろう」
と百円札に火をつける成金の男性
これが描かれたのは、第一次大戦による戦争特需の頃。
すでに大正ですから百円札が燃やされています(実話は札束で燃やしたそうです)が、明治時代の(しかも白石にとっての)一円札と貨幣価値は同等でしょう。
歴史の教科書に必ずと言っていいほど載っているこの有名な風刺画、実在の人物がモデルなのだそうです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
「どうだ明るくなったろう」山本唯三郎の意外な人生をたどる : デイリーポータルZ
【アーティスト情報】
和田 邦坊(わだ くにぼう )(本名:和田 邦夫 1899年8月24日 - 1992年11月7日)は、日本の漫画家・小説家・デザイナー・画家。
1926年(大正15年)東京日日新聞社(現・毎日新聞)に入社し、記者や風刺漫画家として活動。新聞漫画家としては朝日新聞社の岡本一平と並ぶ絶大な人気を誇った。
小説家としても活躍し、『うちの女房にゃ髭がある』(1936年)は同年に日活で映画化された。
「灸まん」「名物かまど」「ひょうげ豆」など、故郷の香川県にて名産品のパッケージデザインも多数手がけている。
(情報出典:和田邦坊 - Wikipedia )
スペシャルサンクス!
下調べと画像作成:相方
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