【元ネタ】逃げる杉元を見逃してやる鶴見
3巻19話『駆ける』にて、落馬した鶴見が逃げていく杉元を見逃してやるシーンは、映画『イングロリアス・バスターズ』のオマージュになっています。
これは映画冒頭のシーンで――
1941年、第二次世界大戦中のドイツ軍占領下のフランスの田園地帯。「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス親衛隊のランダ大佐は、酪農家のラパディットを尋問する。床下にユダヤ人一家が匿われていることを突き止めると、部下に命じて床板越しにマシンガンで皆殺しにさせるが、ただ一人、娘のショシャナだけは逃げ出すことに成功する。ランダは走り去るショシャナの背中に向けてピストルを構えるが、引き金を引く代わりに“Au revoir, Shosanna!”(また会おう、ショシャナ!)と叫ぶ。
(情報出典:イングロリアス・バスターズ - Wikipedia )
日本語字幕はありませんが、シーン自体を観たい方はこちらをどうぞ
このハンス・ランダ大佐は、鶴見中尉のモデルの一人だそうです。
情報元ツイートから引用させて頂くと・・・
- 狡猾で芝居がかってて語学堪能で茶目っ気があって、悪役だけどチャーミングで憎めない
- インテリジェンスな変態
・・・がランダ大佐であるようです(笑)
ここの「今日はやめておこう」というセリフも映画と同じ
――という情報もあるのですが、
サブスク動画配信では「まあいい」となっていました。
こういうものは媒体によって翻訳が違うため、表記ゆれがある可能性もあり、
劇場上映か、DVDか、野田サトル先生が観た媒体の字幕では「今日はやめておこう」だったのだと思われます。
(確認できる方、ぜひお知らせ下さい!)
ランダ大佐は、家族を惨殺され恐怖に駆られ必死で逃走するショシャナに対し、絶対的な勝利を確信したからこそ銃を下ろしましたが――
鶴見中尉は逃走する杉元に対し、何を思って銃を引いたのでしょう?
ちなみに菊田特務曹長のビジュアルイメージは、ナチス側のハンス・ランダ大佐と敵対する連合国軍側のアルド・レイン中尉と言われています。
(「ブラッド・ピット」と俳優名で呼ぶほうが通例なようですが、参考画像はアルド・レイン中尉)
なので、映画を知る人は、菊田は鶴見側ではない?と推測できた様子。
【作品情報】
『イングロリアス・バスターズ』(原題:Inglourious Basterds)は、2009年のアメリカの戦争映画。
監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ、メラニー・ロランなど。
舞台は第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領下のフランス。
5章に分けて語られる物語の中心となるのは、ドイツ指導者の暗殺を企てる二人の主人公、一方はナチス親衛隊大佐(ハンス・ランダ)に家族を皆殺しにされたユダヤ系フランス人の女性映画館館主(ショシャナ)と、他方はユダヤ系アメリカ人からなる秘密部隊を率いるアメリカ陸軍中尉(アルド・レイン(ブラッド・ピット))であり、女の復讐劇と男たちの戦いは、ドイツのプロパガンダ映画が披露される夜に彼女の劇場が大炎上してクライマックスを迎える。
(情報出典:イングロリアス・バスターズ - Wikipedia )
スペシャルサンクス!
コサメ 様(from Privatterと取材協力)
全く根拠はないんだけど、ゴールデンカムイ149話150話に登場する月島と同郷の兵士のモデルもイングロリアス・バスターズなんじゃないかな。左は菊田特務曹長殿のモデル。右のバットでドイツ兵を撲殺する人が佐渡生まれの兵士のモデルじゃないかな?このカットはあんまり似てないけど。妄想が膨らむね。 pic.twitter.com/ZF9froh15C
— あめみ (@amemitop1) 2019年3月5日
あばよ 様
イングロリアス・バスターズ | Filmarks映画
下調べと画像作成:相方
Twitter
@MinnadeCitatap
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