4巻31話『二〇三高地』にて部下たちへ演説する鶴見中尉の仕草は、映画『意志の勝利』よりアドルフ・ヒトラーのナチス党大会終了演説シーンが元になっています。
明確な言葉・力強い身振りで、確実に相手の心を鷲づかみにしていく、カリスマ的演説として有名なシーンです。
ただ、ヒトラーは師事する相手の思想に心酔するという形でこの力強さを手に入れていましたが、鶴見中尉は自らの知性と経験からカリスマ的説得力を生み出していると思われます。
【作品データ】
『意志の勝利』(いしのしょうり)(ドイツ語原題: Triumph des Willens)は、1934年にレニ・リーフェンシュタール監督によって製作された記録映画。
同年に行われた国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP, ナチ党)の第6回全国党大会の様子が記録されている。
リーフェンシュタール監督は撮影・編集にあたっていくつもの独創的な技法を考案した。
たとえばヒトラーの演説のシーンでは半円形に敷いたレールの上に置いたカメラでヒトラーを追い、様々なアングルから同じ被写体を捉えながら見る者を飽きさせず高揚させることに成功している。
他にも、大胆なクローズアップによって群衆の中の一人を切り取って見せ、それによって見る者もまたその全体の中の個であるかのような臨場感を抱かせるなど、様々な手法で党大会の高揚感を伝え、また新たな興奮を生み出すことにも成功している。
(情報出典:意志の勝利 - Wikipedia )
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下調べと画像作成:相方
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