28巻275話『東京愛物語』でおのぼり杉元が踊り歌うシーンは、映画『雨に唄えば』のオマージュになっています。
「♪あー あああー♪」これ、そのまま
「♪ singin' in the rain~♪」のメロディになってますね。
映画のその有名なシーンを観てみると、
雨の降る街の中、しあわせ気分で歌い踊り始める主人公。
やがてひときわ盛り上がる主人公のもとへ、警察官が大股に歩いてきて立ち止まり、にらみつけます。
それに気付いた主人公・・・急に気まずそうになって警察官へ笑顔を向け、とっとと退散してしまいます。
杉元は、陸士候補生たちに睨みつけられて殴りかかっていったようですが(笑)
そこへ至るまでの彼のはしゃぎっぷりを、元映画を観て想像してみるのもいいかもしれません。
【作品データ】
『雨に唄えば』(あめにうたえば、原題:Singin' in the Rain)は、アメリカのポピュラーソングおよびそれを主題歌にした1952年公開のミュージカル映画。
特にジーン・ケリーが土砂降りの雨の中で、主題歌を歌いながらタップダンスを踊る場面は、映画史に残る名シーンとされる。
(情報出典:雨に唄えば - Wikipedia )
【題名のほうの元ネタ】
題名『東京愛物語』ですが、映画『東京物語』とドラマ『東京ラブストーリー』の合体版ではないかと思われます。
『東京物語』は、血の繋がりがある家族の「崩壊」、そして血の繋がりが無い者同士のあいだで生まれる家族の「継続」……という辺りが、菊田と杉元の関係につながる気が。
『東京ラブストーリー』のほうは、男に迫る女の怖さや、キャッチコピーの「東京では誰もがラブストーリーの主人公になる」、そんな辺りが、カエコお嬢様と杉元のすったもんだとつながる気が・・・するのですがどうでしょう。
【作品データ】
『東京物語』(とうきょうものがたり)は、1953年に公開された日本映画。監督は小津安二郎、主演は笠智衆と原節子。
上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、夫婦と子供、老いと死、人間の一生、それらを冷徹な視線で描いた作品。
「ロー・ポジション」を多用し、カメラを固定して人物を撮る「小津調」と形容される独自の演出技法で、家族を丁寧に描いている。家族という共同体が年を経るとともにバラバラになっていく現実を、独特の落ち着いた雰囲気でつづっていく。
(情報出典:東京物語 - Wikipedia )
『東京ラブストーリー』(とうきょうラブストーリー)は、柴門ふみによる日本の漫画。1988年から小学館『ビッグコミックスピリッツ』で連載、全4巻。
サラリーマンの永尾完治(カンチ)と同僚の赤名リカの関係を中心に、東京に生きる若者たちの姿を描く。
フジテレビ「月9ドラマ」として1991年にテレビドラマ化され最終回平均視聴率が32.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録する大ヒット作品となった。2020年に配信ドラマとして29年ぶりにリメイクされた。
(情報出典: 東京ラブストーリー - Wikipedia )
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画像制作:相方
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