オマージュ・パロディ
12巻111話『忘れ形見』にて、メス羆の糞を全身に塗りたくって出陣する姉畑支遁は、映画『コマンドー』のオマージュになっています。 ヌリッ ヌリイ 「いざ行かんッ」ドドドォン! 下のURLで、一部始終を(始めの武器装備から)見ることができます。 「…
7巻69話『脱出』表紙にて、親分のポーズは勝新太郎主演映画『やくざ坊主』のポスター、姫のアオリ文句は映画『女賭場荒し』が元になっています。 姫のアオリ文句の元はこちら。 【作品データ】 『やくざ坊主』(やくざぼうず)は1967年公開の日本映画(ア…
6巻51~55話にて家永カノが経営する札幌世界ホテルでのてんやわんやには、ドリフターズのTV番組『8時だョ!全員集合』『ドリフ大爆笑』ネタがたっぷり盛り込まれています。 たくさんありますので、どんどこ見ていきましょー 鏡の前を通ると・・・ 鏡…
11巻104~107話までの登場となる「稲妻強盗」こと坂本慶一郎と蝮のお銀ですが、映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のオマージュを散見できます。 (下図の通り、雑誌掲載時のキャッチフレーズにもなっています。) 坂本慶一郎の髪型はここから来…
11巻105話『夏の虫』にて、ズズズズズと暖簾を分けてズパアァアアアと現れる鶴見中尉は、映画『レオン』のオマージュになっています。 この男ノーマン・スタンスフィールドは、麻薬取締局の刑事であると同時に麻薬取引を裏で牛耳り、自らもドラッグ中毒…
10巻97,98話の旭川第七師団潜入シーンで登場した白覆面姿の杉元は、『犬神家の一族』の犬神佐清(いぬがみ すけきよ)のオマージュになっています。 「徴兵されてビルマでの戦いに参戦したが、そのとき顔に酷い火傷を負ったため、白いゴムマスクをつ…
江戸時代(1720年より)盗みを犯した者の腕や額に、入れ墨の刑を実施するようになりました。その中に、「犬」の字を額に入れる刑があります。 (情報出典:額に「犬」の字を書いた人とは | 雑学ネタ帳 ) 「犬」の字は備前(現:広島県)での刑罰。江戸(現…
鯉登が空中を平泳ぎするあの動きは、宮崎駿アニメでお馴染みの動作が元になっています。 10巻99話『飛行船』より 16巻157話『樺太島大サーカス』より (画像出典:【公式】名探偵ホームズ 第1話「彼がうわさの名探偵」(1984) - YouTube ) 作中に登…
『ゴールデンカムイ』の前作に当たる『スピナマラダ!』。あちこちシンクロしているその様子を、今回はお届けしようと思います。 まずは、二瓶鉄造と二瓶監督。 前の連載が終わってネタを考えているときに担当さんから「次は猟師の話を描かないか」と提案さ…
14巻にて網走監獄で暴れる鶴見中尉の言動には、映画『スカーフェイス』のオマージュが見られます。 133話『700人の凶悪犯』より 136話『最後の侍』より このオマージュはちょっとややこしくて、 映画では上のポーズの時に「Say Hello to My Little F…
17巻168話『燈台守の老夫婦』にて、杉元が老夫婦に託した写真のポーズは、ヤングジャンプ2016年28号表紙(MAN WITH A MISSIONとのコラボ)が元になっているようです。 マンガの作中で、鍵となる象徴的なキャラクターとしてニホンオオカミが登場するとい…
10巻94話『機能美』にて、モルヒネを二階堂から取り上げた鶴見が出す「ダメ」サインは、マイケルジャクソンが愛猿バブルスへ出したジェスチャーが元ネタになっています。 (出典:1987 Michael and Bubbles MOONWALK - YouTube ) バブルス(Bubbles)は…
5巻46話『刑罰』にて、二階堂の耳を切り落とした時の鶴見中尉の行動、これは映画『レザボア・ドッグス』が元になっているようです。 映画では、縛り上げた警察官の耳をそぎ落とした男が、その耳に向かって「Hey what's goin' on? Can you hear that?(お…
8巻71~72話・74話・77~80話に出てくる江渡貝弥作は、背景設定が映画『サイコ』のオマージュに、人物造形は『サイコ』の原案となった実在の犯罪者エド・ゲインが元になっているようです。 「江戸貝」という名前自体「エド・ゲイン」から、とは多…
8巻80話『伝言』表紙で披露されている「人形ダンス」は、野田サトル先生のブログによると「モト冬樹」が元ネタだそうです。 (下はそのブログより) (出典:野田サトルのブログ ) モト冬樹は、ビジーフォーというコミックバンドの時代、「ビジーフォー…
7巻65話から69話に登場する、親分こと若山輝一郎のビジュアルモデルは、座頭市(俳優:勝新太郎)と見られます。 特に、この長ドスの構え。 この逆手持ちこそ、勝新太郎演じる座頭市の構えなのです。 この構えは、「通常の持ち方では盲人である市には刀…
7巻61話『蝦夷地ダービー』表紙にて、札束風呂で芸者をはべらせる白石の図は、「エミールホルダー」という商品の広告パロディになっています。 体験談のなかでもっともインパクトがあるのは、ギャンブルの帝王になった28歳(当時)男性のO・Sさんだ。キー…
7巻61話『蝦夷地ダービー』にて一円札に火を付けてみせる白石の図は、料亭で百円札を燃やす風刺画『成金栄華時代』(なりきんえいがじだい)のパロディになっています。 これは新聞の風刺漫画や小説・絵画など幅広い分野で活躍した和田邦坊(わだ くにぼ…
16巻155話『ヤマダ曲馬団』表紙は、ドアーズの2枚目のアルバム『まぼろしの世界』ジャケットのオマージュになっています。 雑誌掲載時の状態では、丁寧に文字の入れ方までオマージュにしてあるのがわかります。 【作品データ】 『まぼろしの世界』(ま…
23巻228話『シマエナガ』にて、霧の中じっとただひたすらアシリパたちを待つ杉元のシーンは、漫画ドラえもん『無人島へ家出』のオマージュになっています。 そして10年の月日が流れ……と、ドラえもんでは展開します。 そちらのストーリーが気になる方…
25巻249話『それぞれの夢』表紙は、サッポロビールのレトロポスターがオマージュ元となっています。 ロゴのほうはこちらが元になった様子。 (映像出典:レトロポスター- 那須きり絵アートショップ ) 大日本麦酒株式会社(だいにっぽんびーる)の設立…
ウイルクが囚人たちに彫った入れ墨のアイディア元は、海外ドラマ『プリズン・ブレイク』だと言われています。 (私は海賊房太郎を推したのですが(体勢が参考画像に近かった)、相方は「刺青が一番はっきり見える」という理由で土方を選びました。みなさんは…
12巻115話『蝗害』表紙は、杉元・白石が映画『フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』の、題字部分がヒッチコック映画『鳥』のオマージュになっています。 題字のオマージュ元はこちら。 残念ながら、アシリパのポーズ元は見つけられませんでした。これもまた…
4巻31話『二〇三高地』にて部下たちへ演説する鶴見中尉の仕草は、映画『意志の勝利』よりアドルフ・ヒトラーのナチス党大会終了演説シーンが元になっています。 明確な言葉・力強い身振りで、確実に相手の心を鷲づかみにしていく、カリスマ的演説として有…
5巻43話『シンナキサラ』で谷垣を狙撃する尾形の構えは、映画『山猫は眠らない』のオマージュになっています。 (上の参考映像は第一作より) この構えは実際に軍の教本にも出てくる座射の体勢なので、ミリタリー系に強い人ほどオマージュである事に気付…
11巻107話『眠り』にて、強盗夫婦の遺した赤ん坊を抱く鶴見とそれを見守る月島・鯉登・二階堂の図は、絵画『天使の歌』のオマージュとなっています。 それぞれの表情もそっくり・・・ ・・・月島は笑ってませんが。 赤ん坊が泣いてるところも違う(納得…
5巻41話『煌めく』表紙は、ネットミームの写真が元になっています。 これは、子供の頃撮った写真そのままを現在の自分で撮る、という企画に投稿されたもの。 ”He's beauty and he's grace.” from BOREDOM THERAPY27 Hilarious Family Photo Recreations T…
9巻90話『芸術家』で杉元を恐れて「カサカサ」逃げる白石は、漫画『座敷女』のサチコがイメージ元と思われます。 手の形とかそっくり。
9巻81話『隠滅』にて全員で晩ご飯を食べるシーンは、レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』のオマージュになっています。 イエス・キリストと12弟子による最後の晩餐(イエスが処刑される前に食べた最後の食事)を題材としたもので、「あなたがたのう…
得体のしれないものを食べさせられている時の杉本たちの表情、これは、TV番組『MAN vs. WILD』がアイディア元になっているそうです。 町山 「杉元がリスの脳みそとか得体のしれないものを食べさせられているシーンなんて、まさにそんな感じですよね」 野田 …