10巻99話『飛行船』にて、飛行船からぶら下がった白石が木に突っ込んだあと、アシリパが乗った状態で現れるそのポーズは、漫画『キン肉マン』の「キン肉ドライバー」になっています。 腕も見えるアングルはこちら 同アングルでの全体像はこちら 『キン肉…
27巻265話『鍵穴』表紙と、同巻267話『断絶』表紙 全く同じ構図の使用によって浮き彫りになる2つの家族のありようの違い―― ここの「長谷川幸一」の表情は、後のこの表情(下記事参照)を知ったあとで見ると、切ない気持ちになりますね・・・ chitat…
3巻19話『駆ける』にて、落馬した鶴見が逃げていく杉元を見逃してやるシーンは、映画『イングロリアス・バスターズ』のオマージュになっています。 これは映画冒頭のシーンで―― 1941年、第二次世界大戦中のドイツ軍占領下のフランスの田園地帯。「ユダヤ…
21巻202話『狙撃手の悪夢』表紙は、映画『13日の金曜日PART2』ポスターのオマージュになっています。 上の参考画像は、杉元に合わせてあります。実際のポスターはこんなふう。 【作品情報】 『13日の金曜日 PART2』(原題:Friday the 13th Part 2)は…
17巻168話『燈台守の老夫婦』にて、カナヅチが手にくっついた鯉登へ小便をかけてやる杉元の「ごっしごっし」は、漫画『花の慶次』が元ネタです。 野田 あと、子どものころに好きだったのは『花の慶次』ですね。慶次が人に向かってオシッコをぶっかける…
15巻145話『ミスター制御不能』にて、殴られ過ぎで暴走を起こした杉元の鎌とハンマーを握るその構えは、マルクス・レーニン主義の共産主義や共産党のシンボルの形になっています。 この図形はソ連の国旗で有名ですが――ゴールデンカムイは1907年の杉元と…
野田サトル先生の鈴川聖弘へのコメント(公式ファンブック) 例のシーンは映画「影武者」からです。誰か気付いてくれたでしょうか。 これはおそらく、 10巻95話『似ているもの』にて、鈴川が犬童四郎助へと変身するスゥー…のシーンの事だと思われます。 …
21巻205話『シネマトグラフ』にて、にわか映画監督をやるアシリパの格好と言動は、黒澤明監督のパロディになっています。 ハンチング帽にサングラス――すっかり黒沢スタイル。 座っているのも監督椅子。 (上の参考画像は、映画『まあだだよ』を撮影中の…
12巻111話『忘れ形見』にて、メス羆の糞を全身に塗りたくって出陣する姉畑支遁は、映画『コマンドー』のオマージュになっています。 ヌリッ ヌリイ 「いざ行かんッ」ドドドォン! 下のURLで、一部始終を(始めの武器装備から)見ることができます。 「…
287話『門倉の馬』にて、こぼれ落ちてきた砂金を受け止める杉元の手は、1巻1話にて、砂金が見つからずにただの川砂を載せている手と全く同じものが使われています。 こちらが第1話のシーン。 こちらが第287話。 こうして比べると、まったく同一の手…
7巻69話『脱出』表紙にて、親分のポーズは勝新太郎主演映画『やくざ坊主』のポスター、姫のアオリ文句は映画『女賭場荒し』が元になっています。 姫のアオリ文句の元はこちら。 【作品データ】 『やくざ坊主』(やくざぼうず)は1967年公開の日本映画(ア…
6巻51~55話にて家永カノが経営する札幌世界ホテルでのてんやわんやには、ドリフターズのTV番組『8時だョ!全員集合』『ドリフ大爆笑』ネタがたっぷり盛り込まれています。 たくさんありますので、どんどこ見ていきましょー 鏡の前を通ると・・・ 鏡…
5巻41話『煌めく』にて、いきなり海から現れたシャチが辺見をかっさらってく驚愕のあのシーン、本物がその狩猟法をやってのける動画を見つけました。 波打ち際から少し離れた浜辺をゆく2頭のアシカ。そこへ海からシャチが迫ります・・・ 勢いよく浜へ乗…
11巻104~107話までの登場となる「稲妻強盗」こと坂本慶一郎と蝮のお銀ですが、映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のオマージュを散見できます。 (下図の通り、雑誌掲載時のキャッチフレーズにもなっています。) 坂本慶一郎の髪型はここから来…
11巻105話『夏の虫』にて、ズズズズズと暖簾を分けてズパアァアアアと現れる鶴見中尉は、映画『レオン』のオマージュになっています。 この男ノーマン・スタンスフィールドは、麻薬取締局の刑事であると同時に麻薬取引を裏で牛耳り、自らもドラッグ中毒…
11巻107話『眠り』にて、蝮のお銀(の首)に噛みつかれた鶴見中尉の驚愕ぶりは、実際のマムシの生態に基づいている様子です。 調べてみると、次のような記事が見つかりまして。 【衝撃映像】体がなくても生きている!? 胴から切り離されて “頭だけになっ…
10巻97,98話の旭川第七師団潜入シーンで登場した白覆面姿の杉元は、『犬神家の一族』の犬神佐清(いぬがみ すけきよ)のオマージュになっています。 「徴兵されてビルマでの戦いに参戦したが、そのとき顔に酷い火傷を負ったため、白いゴムマスクをつ…
江戸時代(1720年より)盗みを犯した者の腕や額に、入れ墨の刑を実施するようになりました。その中に、「犬」の字を額に入れる刑があります。 (情報出典:額に「犬」の字を書いた人とは | 雑学ネタ帳 ) 「犬」の字は備前(現:広島県)での刑罰。江戸(現…
鯉登が空中を平泳ぎするあの動きは、宮崎駿アニメでお馴染みの動作が元になっています。 10巻99話『飛行船』より 16巻157話『樺太島大サーカス』より (画像出典:【公式】名探偵ホームズ 第1話「彼がうわさの名探偵」(1984) - YouTube ) 作中に登…
『ゴールデンカムイ』の前作に当たる『スピナマラダ!』。あちこちシンクロしているその様子を、今回はお届けしようと思います。 まずは、二瓶鉄造と二瓶監督。 前の連載が終わってネタを考えているときに担当さんから「次は猟師の話を描かないか」と提案さ…
14巻にて網走監獄で暴れる鶴見中尉の言動には、映画『スカーフェイス』のオマージュが見られます。 133話『700人の凶悪犯』より 136話『最後の侍』より このオマージュはちょっとややこしくて、 映画では上のポーズの時に「Say Hello to My Little F…
17巻168話『燈台守の老夫婦』にて、杉元が老夫婦に託した写真のポーズは、ヤングジャンプ2016年28号表紙(MAN WITH A MISSIONとのコラボ)が元になっているようです。 マンガの作中で、鍵となる象徴的なキャラクターとしてニホンオオカミが登場するとい…
10巻94話『機能美』にて、モルヒネを二階堂から取り上げた鶴見が出す「ダメ」サインは、マイケルジャクソンが愛猿バブルスへ出したジェスチャーが元ネタになっています。 (出典:1987 Michael and Bubbles MOONWALK - YouTube ) バブルス(Bubbles)は…
5巻46話『刑罰』にて、二階堂の耳を切り落とした時の鶴見中尉の行動、これは映画『レザボア・ドッグス』が元になっているようです。 映画では、縛り上げた警察官の耳をそぎ落とした男が、その耳に向かって「Hey what's goin' on? Can you hear that?(お…
8巻71~72話・74話・77~80話に出てくる江渡貝弥作は、背景設定が映画『サイコ』のオマージュに、人物造形は『サイコ』の原案となった実在の犯罪者エド・ゲインが元になっているようです。 「江戸貝」という名前自体「エド・ゲイン」から、とは多…
8巻80話『伝言』表紙で披露されている「人形ダンス」は、野田サトル先生のブログによると「モト冬樹」が元ネタだそうです。 (下はそのブログより) (出典:野田サトルのブログ ) モト冬樹は、ビジーフォーというコミックバンドの時代、「ビジーフォー…
7巻65話から69話に登場する、親分こと若山輝一郎のビジュアルモデルは、座頭市(俳優:勝新太郎)と見られます。 特に、この長ドスの構え。 この逆手持ちこそ、勝新太郎演じる座頭市の構えなのです。 この構えは、「通常の持ち方では盲人である市には刀…
7巻62話『替え玉騎手キロランケ』にて、杉元が大きく見得を切ったシーンの背後に、親分と姫がさりげなく映り込んでいます。 右手側の通行人をご覧下さい。 ところで、こちらのシーン―― これは、例の痴話ゲンカで暴露された「親方の連れ込んだ男娼」が殺さ…
7巻61話『蝦夷地ダービー』表紙にて、札束風呂で芸者をはべらせる白石の図は、「エミールホルダー」という商品の広告パロディになっています。 体験談のなかでもっともインパクトがあるのは、ギャンブルの帝王になった28歳(当時)男性のO・Sさんだ。キー…
7巻61話『蝦夷地ダービー』にて一円札に火を付けてみせる白石の図は、料亭で百円札を燃やす風刺画『成金栄華時代』(なりきんえいがじだい)のパロディになっています。 これは新聞の風刺漫画や小説・絵画など幅広い分野で活躍した和田邦坊(わだ くにぼ…